「追い風ライダー」を読んでくださった皆さんの書評まとめ

追い風ライダー」発売から一ヶ月が過ぎました。読んでくださった皆さんの感想をいくつか紹介させていただきます。沢山の感想、ありがとうございます。


「shigeの言いたい放題」
「なんとなくで諦めちゃだめだよ。」と彼女は言う。
そう、誰でも「なんとなく」で諦めていることが多いんじゃないかと思わせる。
そして何とも爽やかで晴れ晴れしい結末へと導かれていく。
久しぶりに何とも素敵な読後感を与えてくれる小説を読んだ気がする。


この本の編集作業を担当してくれた方が、最初に原稿を読んだとき「喪失にはじまり、愛の結実で終わる」と言ってくれました。静かにはじまり、爽快に終わる。そんな構成で書きつなげていきました。読後感がそのとおりに伝わったのなら嬉しいです。


「ロードバイクにはまりました」
ロングライド、ヒルクライム、自転車通勤、ブルべ、ホビーレースなど自転車乗りにとっておなじみの素材が取り上げられています。こんな気持ちで始めたなあとかこんな気持ちで走っていたなあとか胸がキュンとする設定がたくさんあり、ライダーであればいろいろな場面で楽しめるはずです。まだ、自転車に乗っていない人も、自転車乗りについて理解を深めることのできる小説です。


あまり自転車自体の情報を詰め込みすぎると、「これから乗ってみようと思っている人」に伝わらない部分がでてきてしまうので、バランスを慎重に考えました。もちろん「すでに乗っている人」にはキュンと感じられるように(^^


「ぽたりんぐにっき」
とても良い作品です。というより読み終えると自転車乗りたくなります(笑)


それはこの本に対する最高の評価です(^^ ありがとうございます。


「あと3km -more than 3 km-」
自転車と人との関わりがとても清清しく描かれている
これは実際に乗っていて同じ様な経験を経て来た著者だからこそ描ける世界だろうと思う。


著者として、自転車乗りとして、こんな嬉しい感想はありません。ありがとうございます。


「自転車で痩せぬオタクブログ」
自転車に乗ってる人が読めば胸が暖かくなるような、乗ったことのない人が読めば乗ってみようか、という気になりそうなファンタジーな自転車世界で、基本的に自転車にやさしい人たちしか出てこない話です。


でも自転車に乗っていると、そんな「ファンタジー」なことすら、起こりそうな気がするのです。


「自転車バカcontaの妄想日記」
軽い?感じで構成されているので何度読んでも面白く感じそうです。
あと微妙に各話が繋がっているのがナントモ面白い


ありがとうございます。何度でも読んでいただけたら嬉しいです(^^


「simple is best(hyh日記)」
とても爽やかな読後感。5つの物語がそれぞれ繋がっている構成も新鮮。自転車乗りならば「そうそう」とうなずく場面がたくさんある。自転車専門用語がばりばり出てくるようなものではないので自転車乗りじゃない人でも楽しく読めると思います。ただし、読んだ後自転車乗りたくなるかも(笑)


ありがとうございます。ぜひこの本を使って、まわりに自転車乗りを増やしてください(^^


「整形外科医の独り言」
ロードバイクをめぐる普通の人の、普通の人が織りなす普通の物語。
すごく感動するとか急転直下のどんでん返しとかはまったくない。
だけど心がほっこりする。多分ロードバイクに興味がなくても。


レースとかツーリングが舞台ではない、普通の人が日常の中で、活き活きと自転車で走るストーリーを読んでみたい。でも、あまりそういうストーリーの本がない。じゃあ自分で書いてみようというのが、最初の執筆動機でもあります。


「からまる日記」
自転車に乗るということによって人生を支えることができた人々の、とてもピュアな小説になっています。爽やかな風のような読後感を体験することができました。


からまるさんはカミさんが大変お世話になっている某出版社の方です。からまるさんに褒めていただけるなんて!ありがとうございます。


「A Story of A / W168 / W169」
誰もが最初に感じるママチャリからスポーツ自転車へ乗り換えたときの爽快感とか、もっと先に進みたい好奇心と、それに伴う勇気もまた同感する事ばかり。ブルベの裏話も興味深かったし最後のオミズの話も、なかなか面白かった。これって、そのまま映画に出来そう。


正直なところ、書きながら映像化はちょっと意識しました。というか、僕自身の書き方が、ストーリーの映像を一度全部アタマの中で思い描いて、それを文章化していくという書き方だからでしょう。それとあとから思ったのですが、5話なら深夜枠の30分ドラマで月〜金で!とか(^^


「川中重司、ほのぼのIT税理士!(^^)のブログ」
もちろん、自転車に乗らない人でも楽しめますが、乗る人なら共感できてもっと楽しめます。なにニヤニヤしながら読んでるの、と家内に言われてしまいましたが、自然と頬が緩みます。

(ちなみに川中は42頁の最初の段落が結構好きです、他にも色々ありますけれど。)


42ページというのは自転車通勤のくだりですね。著者的にも、とても気に入っているところです。


そして最後にご紹介するのは、この本をきっかけにロードバイクデビューをしてしまった方!

「我が道を行く」
一言でいえば、とても面白かった!
そして自転車に乗りたくなりました。著者の術中にハマってる!?

勢いでロードバイク買いました。


以前の本もそうでしたが「あなたの本を読んでロードバイクに乗り始めた」というのは本当に(ホントに!)著者冥利に尽きます。ありがとうございます。書いてよかった。



そのほか、ブログ以外でも書評サイトやmixiのレビューで「追い風ライダー」の感想を書いていただいています。

「読書メーター」
「ブクログ」
「mixiレビュー」

twitterでも沢山ツイートしていただきました。

正直、嬉しくて泣きそうになったツイートもありました。


「追い風ライダー」facebookページでは、サイドストーリーなどをアップしています。本に掲載した写真のカラー版もご覧いただけます。安倍吉俊さんが描いてくれた表紙イラストの壁紙や待ち受け画面のダウンロードできます。

追い風ライダー

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