tumblr(タンブラー)のフォロワーを増やす方法

久しぶりにtumblrについて書いてみる。タイトルは「増やす」と書いたけれど、これは釣り気味で「(なんだか)増える」と書くくらいが正しい。
一年くらい前から、ある使い方をしていて、最近「あ、こういう使い方をしているとフォロワーが増えるのか」ということに気がついたのだ。(ちなみに私のフォロワー数と直近の推移はこちら。ここ一年くらいはこんな感じのペース)
その使い方というのは「固めてリブログする」ということ。固めるというのは、あるテーマやモチーフに沿って5枚くらいの画像をまとめてリブログするという意味。簡単に言うと猫だけまとめて5枚とか、カメラを持つ女性の写真だけ5枚とか。もっと細分化すると猫でも、野良猫だけとか、自転車ならシクロクロスバイクだけとか。そうやって固めた5枚くらいのセットをポンポンっと連続的にリブログする。
どうやって固めているかというと、僕はダッシュボードに流れてきたものをそのままリブログすることはほとんどなくて、目に留まったものは一旦Likeを打つ。最近はiPhoneiPadFlipboardを使うことが多い。Flipboardは極めて軽快にダッシュボードを読み込むので、これで一気にLikeを打つ。あとでPCでLikeを打ったものをざっと見る。僕がフォローしている人も固めてリブログする人が多いので、その時点ですでに数枚の固まりになっていることが多い。固まりにしたいテーマが見つかると、それに沿って一旦それぞれの画像のLikeを外して再度打ち直す。そうするとLikeの画面の最上部にそれを固められる。そして最後にその固まりを眺めてリブログする順番を考えて、ポンポンっと連続的にリブログする。
なんでそんな手間のかかることをやっているのかと思われるだろうけど、やっている当人はさほど手間と思っていなくて、むしろこの「固める」という行為に大きな意味があるというか、自分にとって非常に役に立つ作業なのだ。それは僕が初めて書いた小説の書き方にも深く関係している。これについては後述する。

ではなぜ、こうやって固めてリブログするとフォロワーが増えるのか。なにかデータを取って検証したわけではないのであくまで推論だが、それは以下のようなものだ。

わかりやすい例をあげる。上の図のAからFはすべて猫クラスタである。僕はDである。猫好きの僕は猫画像を流してくるユーザー(図のABC)を何人かフォローしている。ABCからはいろいろな猫画像が流れてくる。黒猫、白猫、茶猫・・僕は茶猫が好きなので、その中から茶猫だけ「固めて」リブログする。僕をフォローしているEは猫好きだが特に茶猫が好きというわけではない。しかし猫好きではあるので、僕が固めてリブログした茶猫画像5枚のうち3枚をリブログしたとする。僕から固まって流れてきた画像のなので、ダッシュボードからそのままリブログすれば、3枚の画像も同じように固まってFのダッシュボードに流れていくことになる。
Fが僕と同じ茶猫好きならば、固まって茶猫が流れてくると目に留まる可能性が高い。散発的に茶猫が流れてくるだけでは気がつかなくても、固まって流れてくると「上流に茶猫好きがいるようだ」と気がつく。そしてEが誰からリブログしたのかを見て、上流にいるD(僕)の存在に気がつきフォローする、という流れだ。つまりフォローのつながりをひとつ繰り上がる。Dを起点とするならば、孫フォロワーが子フォロワーに繰り上がるということだ。なぜこのような推論をするというかというと、僕自身がそうやって「繰り上げフォロー」をよくやるからだ。

tumblrのフォローのつながりは基本的に趣味・嗜好の連鎖だから、より「太く濃い」連鎖を求めてフォローするユーザーを選ぶ。FにとってのEは、D(僕)にとってのABCと同列であり、DとFが直接つながることで連鎖はより「太く濃く」なる。それによって同じようなことがFをフォローしているユーザーにもまた起こる。つまりD(僕)を起点にした場合の孫フォロワーが「孫から子に」なる連鎖が繰り返されているのだと思う。フォロワーが増えると一口に言うけれど、そのイメージは「広がり」というよりも「深まり」に近い。「太く濃く」つながることを求めて、フォローのツリーをどんどん繰り上がってくるイメージだ。「太く濃く」なったツリーに、また「固めて」リブログすれば、その固まりはツリーのより遠くまで(自分を起点として下流まで)届くようになっていく。
以上、「固めて」リブログすると、なぜフォロワーが増えるのかという推論。それほど的外れでもないと自分では思うのだけど、どうだろう。
ではなぜ僕は固めてリブログするようになったのか。実は書きたい本題はこっちで、いろいろなモチーフを固めて、並べ替えて、そこに意味を見つけることが小説を書くことに非常に役に立った。長くなったので続きは次のエントリで。