「自転車で遠くへ行きたい。」韓国語版を差し上げます(+近況など)

また随分間が空いてしまった。申し訳ない。
まずはお知らせ。「自転車で遠くへ行きたい。」韓国語版を沢山いただいたのでご希望の方(5名)に差し上げます。ハングルが読める方はもちろん、読めない方もコレクターズアイテムとしてwどうぞ。韓国語版希望と書いて yonedu@pedalfar.com までメールをお送りください。ご希望の方が5名様以上の場合は申し訳ないですが抽選とさせていただきます。締切は20日とします。
僕自身ハングルは全くわからないのだけど、こんなふうに東京→糸魚川のコースなども紹介されています。表紙の写真は(モデルは僕ではない)なかなかステキ。場所はどこなんだろう。改めて表紙を見ていたら行ってみたくなってきた。いつか韓国語版の版元さんに聞いて訪ねてみよう。ま、いろいろとある日本と韓国だけど、自転車好きの走る道はつながっている、と思いたい。

それから本家「自転車で遠くへ行きたい。」が久しぶりに増刷となった(5刷)。発売から2年以上経っているのに、今でも新たに手に取ってくれる方がいるというのは本当にうれしい。ありがとうございます。


もうひとつ本の話。取材協力をさせてもらった『自転車ファンのための「本当に使える」iPhoneアプリガイド』というムック本が発売になった(メディアファクトリー刊)。表紙帯で、オッサンまた顔出しでござるw。iPhoneアプリを紙の本で紹介するのって「どうよ??」と思っていたのだけれど、実際にムックになってみると「へーこんなのあったんだ」と、この本を片手にAppストアを辿っていきながら楽しめる。特にマイナーなアプリで日本語の説明やレビューのないアプリが紹介されているのはありがたい。僕が「私も愛用しています」と紹介しているアプリは、もちろんpinprickだ。
目からウロコだったのは元MTB日本チャンピオンの竹谷賢二さんが紹介しているClinometer-level and slope finderというアプリ。iPhoneのモーションセンサーを使ってiPhoneを水準器(+角度計)にしてしまうアプリだ。彼はこれをサドルのセッティングなどフィッティングに使うそうな。これ、きっと坂の斜度も正確に測れるよね。

で、近況など。
義父と同居していた義兄が転勤になったので、カミさんの実家で義父と同居することを決めたのが春。そこから同居のためのリフォーム業者選びから実際の工事、引っ越しとそれに伴う雑事があれこれ。仕事もかなり忙しくて半年くらい休む間もない感じだった。そしてカミさんの実家で「やっと落ち着いたかな」と思った矢先に、義父が自宅の近所で転倒した。齢80半ばにしては足腰もしっかりして極めて元気だった義父が、これをきっかけに(介護認定に関する知識がある方ならわかると思うけど)要介護2から要介護4になった。今から思えば同居する前だったらもっと慌ただしかっただろうと思うし、天の巡り合わせというか、きっとそういうことだったのだろうと思う。しばらく入院していたけれど、今は自宅に戻って自由気ままに過ごしているせいか、徐々に転倒する前の状態に戻りつつある。
義父は元NHKの人で、書斎には昭和20年代後半から30年代〜40年代の番組台本などが山のようにある。日本のテレビ放送黎明期の資料として結構貴重なものなのではないだろうか。回復したらそんな話もゆっくり聞いてみたいものだ。

公私というか仕事と家庭というか、ま、そんなこんなで春からずっと慌ただしいのだけど、その合間を縫って2つのものを作った。2つとも自転車に関係があるものだ。どちらも「じゃあ、作ってしまえ」と作ってしまったものだけど、そのきっかけはtumblrだった。tumblrがなければこの2つのものが出来上がるまでの過程は全く違ったものになっていただろう。その2つのものをこのあとのエントリで紹介する。そしてそのきっかけとなったtumblrのこともね。