最近の出来事(と言っても・・・)

もう半年くらいまともに更新していなかったので、まとめて近況報告。

*11月
ツール・ド・おきなわに参加というより、ツール・ド・おきなわの時期に沖縄に遊びに行った(笑)
85kmレースにエントリーしていたものの、とても走れるような脚ではなかったので、行く前からDNS気分。行けばもしかしたら「せめてスタートは切ろう」と思うかもと思っていたけれど、天気は大荒れで結局走らず。自転車自体、土曜日に反対回りで高江の売店まで走って終わり。あとはクルマであちこちと。それでも夏からずっと忙しかったので、ノンビリできたのは忙しかった自分への労いで、レースを走らなかったのは練習していない自分への罰という感じ。レースの前後にマイミクさんやコミュの皆さんと会えたから、それがせめてもの救い。その節はありがとうございました。

名護の夕暮れ

高江の共同売店

*12月
二冊目の本のネタ作りという思惑もあって、奄美大島チャレンジライドに参加。すでに原稿締切は追い詰められている状態で、かなり無理して行ったにもかかわらずまた天気は荒れ模様。走り自体も、5分前にスタートしたいしこうさんに第一チェックポイントで追いついて、あとは一緒に走ろうと思っていたら、追いつくどころか110km地点で脚きりという体たらく。あまりの弱りっぷりに悲しくなるやら情けないやら(とほほ)。
でもこちらもイベント前後にコミュの方とお会いできて楽しかった。その節はありがとうございました。

奄美大島名物の鶏飯(けいはん)。要は鶏スープかけご飯。これ、気に入った。

空港から市街地へ向かう途中にある「奄美きょらうみ工房」。とってもオサレ。

*1月
マイミクさんからのご依頼で中国新聞元日版の自転車特集に寄稿させていただく。例によって「エコとか健康にいいとかは関係ねー」という調子で書こうと思ったら、対向面が「自転車はエコで健康」という記事だと聞いて自重して(笑)「100km走ってみよう」という感じでまとめる。元日版に載せていただくなんて光栄なこと。ありがとうございました。

二冊目の原稿は当初は昨年末完成予定だったのだけど到底間に合わず、最終的に1月末まで待ってもらうことに。当初3月刊行の予定が一ヶ月ずれ込む。二年続けて年末年始は家に籠もって書く。近所の神社へお参りに行っただけで休みは終わり。

12月〜1月に6人の「距離感が壊れているマイミクさん」にインタビューをさせてもらって、今度の本ではそのインタビュー部分が全体の1/3程度を占めています。皆さんの話はとにかくおもしろかったけど(いやホントに)、シロート著者にはインタビューをまとめて原稿にするという作業は試行錯誤の連続。でもなんとかまとまった・・・と思いたい。6人がどなたかというのは本が出るまでお楽しみに(^^

そんなこんなで試行錯誤の繰り返し。仕事が始まってからも毎日一旦6時くらいで切り上げて近所の喫茶店へ。今まで仕事をしていたデスクと画面ではすぐに頭が切り替わらないので場所を変えて、まず移動した喫茶店で2時間、その後、道路の反対側の喫茶店に移動してさらに2時間〜3時間。MacBookのバッテリがなくなった時点で家に戻って更に書く。そんな生活を3週間続けて残りを仕上げる。今回は原稿用紙で約250枚。
職業作家の人やライターの人が「ことばが天から降りてくる」というようなこと言うことがあるけれど、シロートにはそんな瞬間は稀。確かにごく稀に自分でもびっくりするくらい一気にかけてしまう時もあるけれど、それは奇跡に近い。

*2月
BE-PAL3月号の特集「人生を変えたサイクリング・ルート100選」で沖縄本島一周コースを紹介させてもらう。僕にとって「人生を変えた」と言えばこのコース以外にあり得ない。1/100で小さく載ってます。(こちらは本誌からこぼれた分。伊豆なのになぜか奥多摩の肉天の写真)

本のゲラ(原稿を本のページレイアウトに流し込んだもの)が上がって来る。読み直すと直したいところだらけ。また「うーん」とうなりながら書き直す。「あまりに内容がマニアック」という指摘もあって、少し薄めるというか万人にわかりやすい表現にあちこち手直し。ただ今回の本はテーマがはっきりしているので、その点ではブレがなく散漫になることもなかった・・・と思う。二回のゲラを経て3/10に著者としての作業は終わり、僕の手を離れる。燃え尽きたよ、パトラッシュ・・・

しかし本業の傍らで本を書いている人って皆どうやって書いているんだろう?たとえば疋田さん。単著、共著、連載の書籍化、監修と昨年は4冊書いて(出して)いる。雑誌の連載もあるし、なんというか「ホントにどうやって書いているんですか?」と聞きたい。

*3月
韓国の出版社から「自転車で遠くへ行きたい。」韓国語版出版の話をもらう。こう書くとなんだかすごい話みたいだけど、でも実は韓国の出版社は日本の本の版権を大量に買っているので、多少売れると声はかかる(らしい)。声をかけてくれた出版社がソウルの自転車マップを出版する予定だそうで、そういう出版社からなら韓国語版を出してもらうのも嬉しいことだと思う。OKするつもり。

某ロングライドイベントの実行スタッフの方から「ウチのイベント、走りに来ませんか」と声をかけていただく。「はい、喜んで」と返事はしたものの、走れるのか??>自分
いや、マジでやばい・・・

マイミクさんからのご依頼で某社の某冊子(某ばっかり(笑))掲載のインタビューを受ける。テーマは「中年から始める自転車」まさに僕にぴったり(笑)仕事絡みのインタビューは何度かあったけど、趣味の話は初めて。お役に立てたでしょうか??

年明けから本のことでしわ寄せがきていた本業が本気で大変な状態に。
巻き返すべく不眠不休の状態に ← 今ここ(笑)

・・・という具合に、昨年末辺りから自転車絡みのお話をあれこれといただくようになる。「本を出すといろいろあるよ」とカミさんには言われていたけれど、まあなんというか、こんな只の自転車好きのオヤジ(しかも最近走っていない)には過ぎた話ばかりで申し訳ない感じ。
とは言え嬉しいことばかりではなく、2ちゃんのスレに自分の実名が書き込まれているのを発見した時はさすがに「ぎくーっ」とした。もちろんいきなり与り知らないことで晒されたわけではなく、本の著者として名前が書かれていただけなのだけど、見慣れたスレの中に自分の名前を見つけたときは正直びびった(笑)
ま、そんなこんなで実名で本を書くといろいろあるわけで、基本的には楽しんでいるんですけどね。

あ、もうひとつ嬉しかったこと。
自転車少年記」の作者である竹内真さんがブログで僕の本のことを紹介してくれていた。お礼のコメントをしようと思ったのだけどキンチョーしてどう書こうか思い悩んでいるうちにコメントするタイミングを逃してしまった。でもこれは本当に光栄で嬉しかった。

自転車仲間の皆さんにご協力・アドバイスをいただいた次の本は来月下旬に書店に並ぶ予定です。ご協力、ありがとうございました。詳しい内容はまた別の日記で。