「自転車で遠くへ行きたい。」の文庫版が発売!

先週「自転車で遠くへ行きたい。」の文庫版が発売になりました。すでに大きな書店さんには並んでいます(画像は中野のあおい書店さん)。単行本と同じく河出書房さんの河出文庫からの発刊です。この本がこんなに長い期間、読んでもらえる本になるとは本当に思いも寄らなかったというか、出来すぎというか。「文庫になるくらい読み継がれたらいいな」という思いは、単行本が出たときは「夢のまた夢」のような話でした。今まで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。皆さんのおかげです。
文庫になったことで、また新しい自転車好きの方(と、これから自転車好きになる方)に読んでもらえると思うと本当に嬉しい。
文庫化にあたって、数字の整合性がとれていないところ(年度とかレースの距離とかパーツの価格とか)は変えてありますが、内容はほぼ単行本のまま手を加えていません。読み返してみると稚拙な表現も多々あって、手直ししたい気持ちもありましたが、それもこの本を書いた当時の自分の自転車に対する気持ちの勢いのようなものと思ってそのままにしました。「自転車で遠くへ行くことはとても楽しい」という、僕がこの本で伝えたかったことは、当時も今も変わらないので。文庫版のあとがきのみ新たに書き下ろしています。
表紙のデザインは単行本をそのまま小さくしたようなデザインです。芸がないといえば芸がないんですがw、でもなんだか「ちっちゃくて可愛い!(Working!!の小鳥遊くんっぽく読んでくださいw)」。単行本を読んでくださった方も、書店で見かけたら、よかったら手にとってみてください。

それからCyclingEXさんとの共同企画「東京バイクコンシャスアワード」の結果発表が載った「自転車人」2012冬号も発売中です。こちらの企画ではコメンテーターをやらせていただきました。巻頭特集は「冬を楽しもう! WINTER CYCLING BEST COURSE」というタイトルの、例によってしっかり取材してある冬に楽しむサイクリングコースやスポーツ小径車のインプレッションなど。表紙は安田美沙子さん。彼女、自転車好きとは知らなかった!

自転車で遠くへ行きたい。 (河出文庫)

自転車で遠くへ行きたい。 (河出文庫)