オリンピックの招致活動に自転車チームを活用するアイデア

以前からちょっと考えていたことをメモ代わりに書いてみる。
東京は2020年の夏期オリンピック開催地に立候補している。昨日、野田首相が招致委員会の最高顧問に就任したとのニュースがあった。今、東京にオリンピックを招致することの是非はいろいろな意見があると思うけれど、ここではそれに関しては論じない。
これから書くのは、招致活動をするなかで、効果的なプロモーションとなり、なおかつ自転車業界、自転車愛好者にとってメリットがあるのではないかという僕のアイデアだ。

それは東京都が自転車プロチームのスポンサーとなること。チーム名はずばり「TOKYO2020」。
国や地方自治体がスポンサーになる例は最近ではアスタナがある(wikipedia:アスタナ・チーム)。メジャーな自転車レースは主にヨーロッパで行われTV中継も多い。「TOKYO2020」のチームジャージがヨーロッパ中を走り回るならばオリンピック開催立候補都市としての露出効果はあるだろう。
既存のプロツアーライセンスを持つチームのメインスポンサーになって一気にプロツアー参加もありうるし、日本のトップ選手を集められればプロコンチなら新設チームでもいけそうな気がする。
招致に成功すれば2020年まで継続的にスポンサーを続ければいい。そしてシーズンオフは東京(を含め日本全国)で自転車に関するプロモーション活動をしてもらう。今、すったもんだしている自転車行政の諸々の周知も一気に広めることができるだろうし、そうなれば自転車レーンの整備も一気に進められるかもしれない。「自転車コンシャスな東京」となれば開催地としてのアピールにもつながるだろう。

オリンピックはロードだけではなくトラックもある(もちろんMTBもBMXもある)。東京都なのかJOCなのか招致委員会なのかよくわからないけれど、音頭を取るところがあれば自転車関係のスポンサーも集まるのではないだろうか。
「TOKYO」も「2020」もOと0が二つ入っているので、自転車のホイールをこの部分のモチーフとしたカッコいいロゴができそう(上の画像は僕が適当に作ったもの)。
招致・選定のスケジュールからいくと、来年の5月のIOCによる立候補都市選定に残れば即チーム設立。2012年秋からプロモーション活動を開始し、2013年はレース参戦。9月のIOC総会での開催都市決定までできるだけ多くのレースを走る、といったところか。

このアイデア、近いうちにもうちょっと掘り下げてまた書いてみたい。