遠くへ行きたい女子はもぐっ娘

pedalfar2009-04-03

ポンコツ山田.comさんのこのエントリーがおもしろい。

「もぐっ娘」っていうカテゴリーというか、キャラ属性があるんだと思ったら、山田さんが新たに提唱しているキャラ属性のようだ。
うん、でもいいよね。わかるわかる。もぐっ娘っていい表現だな。あまり(というかほとんど)マンガを読む習慣はないのだけれど、こちらで紹介されているもぐっ娘のヒトコマを見ただけで、なんだかそのマンガを読んでみたくなる。
彼が「一番好きなもぐっ娘」というのが「ハチクロ」の山田。このヒトコマを見るだけで、もぐっ娘属性の魅力が一発で理解できる。

ウチのカミさんはご多分に漏れず体重を気にしていて「ダイエット中だから我慢する」と言って、夜遅くの食事を控えたりするするけれど、でも基本的には「食べるときにはしっかり食べる」人だ。カミさんも含めて、僕が過去に好きになった女の子で食の細い人はいなかった。一緒に食事をして、おいしそうに沢山食べる女の子はステキだ。お箸がちゃんと使えて(←これも重要)ご飯一粒、お味噌汁の一滴も残さずに、出されたものをきれいに平らげる。「おいしい?」と聞くと「おいしい!」とニコニコして答える。うん、いいよねいいよね、もぐっ娘。
あれ?僕はもしかしたら、いつも女の子の食べっぷりにホレていたのかも(笑)

二冊目の本では6人のスーパーランドナー(SR)のインタビューに多くのページを割いている。前書きには”僕と同じ「ただの自転車好きのオヤジ」たちだ。"と書いているけれど、実は6人のうちの1人は女性だ。彼女は「めがねっ娘」で(いや「娘」などと書くと怒られそうな素敵な大人の女性なのだけど)しかも僕の知る限り「もぐっ娘」でもある。めがねっ娘で、もぐっ娘で、自転車に乗せれば600km走ってしまう(うひょー)。
彼女はmixiのマイミクさんで、過去4年間に渡って彼女の日記を読んできたけれど、彼女がダイエットに言及した日記を読んだ記憶がない。これってすごくありません?妙齢の女性が数年間にわたって「ダイエット」という言葉を使わないなんて。もちろん彼女はダイエットをあきらめていて言及しないわけじゃない。「少し痩せないと」という日記は読んだ記憶があるけど、それは「もっと坂を速く上りたい」という理由だ。彼女にはダイエットという概念が多分ないんじゃないだろうか。量を減らすのではなく、食べた分は必ず「燃やして(=走って)消費する」のだ。
もぐもぐ食べて自転車に乗れば600kmを走ってしまうというと「一体どんな逞しい女性だ」と思われるかもしれないけれど、彼女はそういった威圧感とは無縁の均整の取れた美しいスタイルをしてる。本の中にも書いているけれど、そんな彼女のカラダがまとっている「空気感」は「シェイプアップ」とか「ナイスバディ」というような言葉で表現できない。なんというか、広い原っぱで風に吹かれて佇む姿が絵になる、そんな「空気感」だ。多分その空気感は単なる「スタイルをよくするためのトレーニング」だけでは身に付かないものなのではないかと思うのだ。沢山走って、沢山の素敵な景色を見て、沢山の風をカラダに受けて、それが彼女にそんな空気感を与えたのではないかと思う。あ、それから「沢山食べて」っていうのもあるな(笑)
ただ残念なことに彼女は他の5人の中のひとりの奥様だ。本当に惜しい(なにが?(笑))。東日本のブルベを走っている人なら「あ、あの人かな」と思い当たるかも。

上の画像は、ご存じ千秋センパイのお土産のカニを頬張るのだめ。彼女ももぐっ娘だよね。両手にカニの脚を持った姿がステキです。