雨の日に走ってみると

pedalfar2009-05-31

東京は雨。ウチの隣の学校では朝から運動会をやっていたのだけど、昼過ぎの土砂降りで途中で中止になった様子。
そういえば久しく雨の中を長時間、長距離走っていない。自分は晴男でも雨男でもないと思うけれど、どちらかといえば天気には恵まれているほうか。雨の中を連続して走ったのは記憶にある限りせいぜい100km。断続的な雨でも200kmくらいか。そもそも100km、4〜5時間走れば、雨雲と道連れ(自分と雨雲の進行方向が同じ)じゃない限り大抵は雨雲から逃げられる。日本全国がすっぽり雨雲に覆われる中、400kmブルベで全行程雨だったとか、そういう人もいるから(笑)僕は天気に恵まれているほうなんでしょう。

レースをする人が「雨の日に練習しなくちゃ、雨のレースのスキルも上がらない」とよく言う。全くごもっともで、やったことがないことをいきなりやれと言われてもなかなか出来るものじゃない。ずぶ濡れになると体調を崩してしまうような気温でもなくなってきたし、家から走り始めて家に帰ってくるだけならば、たまには雨の中を走ってみるのもいい。走りに出かけて途中で雨にあうと雨宿りする場所を探したり、早く帰ろうと思ったり、なかなか神経が雨の中を走る事自体に向かなかったりする。最初から「雨の中を走る」と決めて走ると結構いろいろなことに気がつく。
ブレーキの効き具合やタイヤのグリップはもちろん、このフェンダー(泥よけ)はカッコいいけどあまり役に立たないなとか、ちゃんとしたフェンダーを付けていれば、走っている限り背中はあまり濡れないんだなとか、あまり路肩によって走らない方がパンクしないなとか。レインウェアの性能もよくわかる。この程度の雨だとこのレインウェアでしのげるけど、ここまで降られるとこれじゃ役に立たないとか。GPSやライトの電装品の防水性能もそうだ。

自転車に限らず「いやだいやだ」と思ってやることと「今日はこれを試す」と決めてやることでは自分への情報のインプット量が格段に違う。雨中の走行は安全マージンを大きく取るに越したことはないけれど、ある程度の経験値を持っていて「どうすれば何がしのげるか」ということがわかっていればマージンのとり方も変わってくる。

たまにはずぶ濡れになるのも楽しいですよ。着衣のままずぶ濡れになる体験をする機会ってそうそうないから。ま、これも一種の「酔狂感を楽しむ」っていうヤツでしょうか。

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