グランフォンド福井での失敗と反省

pedalfar2009-06-17

前のエントリーに書いたように、ホントに素晴らしいコースを楽しんだ。しかし今回は著者営業というミッションがあった。
実行委員の方から事前に「時間をとりますから走った後にステージでちょっと挨拶してください」というお話をいただいていて、その後に本の販売コーナーで自ら売り子となる予定だった。しかし、お恥ずかしいことにその時間までに戻ってこれなかったのだ。

他の多くの参加者の方もブログに書いているけれど、大人気のこのイベントは昨年に比べて参加者が5割り増し(2,200人)と急増し、当日受付が追いつかずスタート時間が1時間遅れとなった(先頭スタートが7時から8時に)。それに伴い、僕は「プログラム全体が後ろに1時間ずれる」と思ってしまった。後から思えば単なる思い込みである。
前日に実行委員の方と打ち合わせた時点で「7時スタートで4時までに戻ってきてください」と言われていた。9時間あればカミさんが一緒でも間に合うだろう。そんなふうに思っていた。だからスタート時間が1時間遅れて8時スタートなら「5時までにゴールすればいいな」これが大いなる勘違いだった。
結局、最終補給ポイントでカミさんがリタイヤした時点で4時を過ぎていた。その後、最後の区間を飛ばしたけれど(というほど速くなかったけど)勘違いしていた5時にすら間に合わないという体たらく。関係者の皆様、本当に申し訳ありませんでした。

本の著者としてイベントに呼んでいただくという経験は初めてで、どう振る舞っていいものか計りかねていたのだけれど、はっきり言って僕自身のそういう曖昧なところが間違っていた。実行委員の方は本の著者として声をかけてくれたのであって、それに対して「いや、趣味でやっているだけなので」というスタンスはありえない。そもそも「単にロングライド好きのただのオッサン」ならばこういうお話をいただくこともないのである。もっときっちりやらなければいけなかった。
それにゴール後に何かをするならばトップで帰ってこられるくらいの脚がなければだめだ(とわかった)。それが出来ないのなら走るのは途中まででにして戻ってくるとか、もっと短いコースにエントリーするとか。
一冊目を書いた時点では「趣味の延長」に過ぎなかったけれど、二冊目以降はちょっと立ち位置が変わってきた。それに対して「趣味なので」と適当なことをやっていては信用をなくす。それが重荷だと思うのならば最初からお引き受けするべきではない。大反省である。素晴らしいコースを本当に楽しませてもらったから、尚更そう思う。

長くなったので「こうすればもっと楽しいかも」という話は次のエントリーで。


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