もっと地元と連携したイベントに

ちと忙しくて間が空いてしまったけど前回の続き。
早い話が、輪行+自走の参加者にちょっとインセンティブを出せばいんじゃないかと思うのだ。先日走ったばかりでまだ印象が強く残っているのでグランフォンド福井を例にして書く。(関係者の方にとってはすでに検討してNGとなったこととか、そもそも釈迦に説法のようなことかもしれないけれど、一参加者として思いついたことをそのまま書いています。ご容赦ください)

たとえば僕が前泊した敦賀(或いは今庄)。大会開催中の土曜日・日曜に街で使えるクーポン券を輪行+自走の参加者に出すというのはどうだろうか。街で食事をするときに使えるやつ。受付・配布は駅構内で出来ればちゃんと輪行で来たことが確認できるからいいだろう。クーポン額は500〜1,000円くらいかなぁ。
そして夕方から夜にかけての時間帯(夕食の前か後)でミニイベントを開く。イベントの内容は、たとえば大会スタッフや地元のサイクリストがコースの見所、走り処を解説するとか。そんなのがあれば参加者同士も話をするきっかけが生まれるし。もちろん輪行+自走の参加者が増えてくればもっといろいろなイベントをやってもいい。要はミニ前夜祭みたいなものだよね。人が増えてくればいろいろなことが出来るだろう。
クーポンは大会終了後の日曜も使えれば、帰る前にちょっとビールくらい飲んだり、軽く食事したりするときに使えばいい。それと名古屋地区と大阪地区から臨時列車が出せたら楽しいな。サイクルトレインなら理想的だけど。

こんなふうに地元と結びついた何かがあると楽しいんじゃないかと思う。まあそれは東京から何時間かかけて行った土地を、ただ単にイベントで走るだけじゃなくて、もっと楽しみたいという僕自身の考えなのだけど、そんなふうに思った理由はもうひとつある。それは敦賀の街があまりに寂れていたからだ。

土曜日に敦賀に着いて駅前に出たときに「うわー空が広いなぁ」と思った。これは地方都市に行くと多かれ少なかれ感じることだけど、背の高い建物が少ないのだ。敦賀の街も何軒かのビジネスホテルを除くとほとんど背の高い(5階以上くらい?)建物が無く、空がよく見える。
「あれ、それにしてもやけにスッキリしているな・・・」そう思って改めて街並みを眺めてみると電柱がないことに気がついた。その夜に乗ったタクシーの運ちゃんの話では、数年前に駅前商店街がアーケード化された時に駅周辺は電線が地中化されたそうな。なにしろこの辺りは原発銀座だからいろいろとそっち方面の補助金が出ているのかも(裏をとってないので想像です)。そんな感じで街並みは整備されてきれいなのだけど、とにかく人がいない。
実行委員の方に教えてもらって、土曜の夕食はソースカツ丼を食べに行ったのだけど、8時前なのに開いている店がほとんどない。ソースカツ丼の店も8時で閉店だったので(店に入ったのが閉店直前だった)そそくさと食べて店を出て、コーヒーぐらい飲みたいと思ったら、もう開いている店がない。かろうじて開いていた駅前の喫茶店でコーヒーを飲みながら「地方は夜が早いねぇ」などとカミさんと話したのだけど、翌日、そういうわけではないということに気がついた。敦賀の街はいわゆるシャッター通り状態(wikipedia:シャッター通り)だったのだ。

(この項、続く)

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