僕が初めてレーパンを履いた日

pedalfar2009-04-21

もうやめる。もうこれで最後にします>レーパンの話(笑)

2003年の11月のある日、僕は生まれて初めてレーパンを履いた。事前情報で「下着は着けない」と聞いていたので直接レーパンを履いた。数日後にはこの姿で二日間で300km以上の距離(ツール・ド・おきなわ本島一周)を走るのだ。体重は今より10kg以上もあったし、すね毛も剃っていない。上はサイクルベースあさひで買ったさえないジャージだった(こんな感じのヤツ)。鏡に写った自分の姿はどう贔屓目に見ても「出っ張ったお腹を引っ込めるために自転車始めてみました」というオッサンだった(いや、今もオッサンだけどさ)。
オトコにとってもレーパンを履くのは結構勇気がいる。普通のオッサンはあんなタイトフィットする服を着たことがない。ふと、むしろ女性のほうが抵抗がないんじゃなかろうかと思う。女性はフィットしたニットやタイトなスカートを履くし、あとレギンスとかスパッツとかも。「カラダに密着した衣類を着る」ということに関して言えば、オトコのほうがレーパン+ジャージの心理的ハードルは高いかもね。
それから一年後、ジロ・デ・イタリアマリアアッズーラ(ジロのポイント賞)ジャージですね毛も剃って走る姿はちょっとは様になってきていた(まだちょっとお腹は出ているけど)。最初に買ったレーパンは緩くなってしまって買い換えた。最初に買ったジャージもタンスの肥やしになってしまった。もうあんなさえないフィットしていないジャージを着ることもないだろう。ああ、もったいない。

最初のレーパンとジャージってひたすら地味なのを探して買いますよね?目立たないように目立たないように・・・と。でもあとから思えばそんなこと関係ないというか、逆の意味で自意識過剰というか。そういうのってむしろ目立って「初心者っぽーい」と思われるのがオチで、目立ちたくなければ少し派手なくらいの方が目立たないと思いません?
派手派手のスキーウェアを着て全く滑れないんじゃアレだけど、たかが自転車、普通に走れればそれなりに見える。すぐにタンスの肥やしになるようなジャージとレーパンじゃなくて、パキッと派手でカッコいいウェアでこれからロードに乗ろうという人にはデビューして欲しいと思うんだよね(^^


Good Newsを報告するのを忘れてました(^^
「ロングライドに出かけよう」に登場する「距離感が壊れている人」の一人、鈴木裕和さんがツール・ド・草津の男子Bクラスで優勝しました!
鈴木さんは僕の最初の本「自転車で遠くへ行きたい。」に登場した「なぜ坂が好きなの?」という僕の質問に「苦しさを持続するのが楽だから」と答えた人でもあります。
2009.04.24追記:リザルト出てました(PDF)
実はもぐっ娘、ちささんも女子Eで5位でした。